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見下されて悔しい

どうしても下に見られる。

その時にかけられた一生傷が癒えない程の残酷な言葉。

悔しい。

復讐してやりたい。

そう思ったご経験はありませんか?

それだけならまだしも、その時のシーンを何度も何度も思い出してしまう。

中には、もう何年も前になることを未だに頭で繰り返してしまう。

相手はそんなこと覚えていない、それどころか自分のことすら忘れているだろう。

それなのに…

見下される人にとって「悔しい」という感情は常について回る物です。

今回は、この「悔しい」と言う感情の対処法についてご紹介します。

悔しいのは当たり前

見下される人が「悔しい」と思い、他の人に相談してみると。

「もう何年前のことなの?」

「今頃その人はあなたの事なんて忘れて楽しそうに飲み食いしてるよ」

というアドバイスが返ってくることがよくあります。

そんな昔のことをいくら考えても無駄だと。

だから、別のことを考えて生きていこうよと。

確かに、それは大事な考え方です。

事実、ほとんどの場合は見下して罪悪感の1つも抱かないような人は、今ごろ自分の好きなように暮らして生きていることでしょう。

苦しみにとらわれ視野が狭くなっている人にとっては大事な気付きだと思います。

しかし。

それで悔しいという気持ちは晴れません。

見下されてきた人は今まで沢山の理不尽を味わってきました。

その悩みが明らかに誰から見ても大きな苦しみであれば、世間は耳を傾けてくれるかもしれません。

しかし見下されるという悩みは、相談しても

「○○って言い返せばいいじゃん」

「それは言い返さないあなたが悪い」

「それだけのことで悩んでるの?」

とその時の状況も考慮されず、軽く返されるだけでした。

陸上自衛隊初の「心理幹部」として多くのカウンセリングを手がけた心理カウンセラー・下園壮太さんも、恨みを「消去」することは難しい」と以下のように述べています。

また、「記憶(恨み)」は薄らぐことはあっても、消去することはまず難しいと考えてください。上手に「上書き」するには、大変な時間と手間がかかり、よほど運に恵まれるか、腕の良いカウンセラーやセラピストのサポートがないと、なかなか達成されないでしょう。

引用元:PRESIDENT WOMAN Online(プレジデント ウーマン オンライン)

恨みや悔しさといった感情はこれだけ厄介な感情であるわけです。

それも何度も見下されてきたのであれば、悔しいのは当たり前ではないでしょうか。

悔しさが起こるトリガーを見つける

しかし、年がら年中悔しさの感情に支配されてしまえば、精神的にも身体的にもかなり負担がかかります。

そのためには、悔しい感情が湧かないような環境づくりが必要です。

まず最初に行うことは、その悔しさが湧き上がる思考パターンを探し出すことです。

あなたは、どんな時に悔しさを見つけるでしょうか?

といっても、今無理に探さなくても大丈夫です。

むしろ、傷口に手を突っ込むことになるのでやめた方がよいでしょう。

ではどうすればよいかというと次に悔しさが湧いた時に、その直前の行動を振り返ってみてください。

怒りや不安を煽るネット記事を読んでいませんでしたか?

周りが幸せになっているのを見て劣等感を抱いていませんでしたか?

その時の状況を覚えておき、また次に来た際も記録しておく。

例えば私の場合は、絵を描いていて

「今日中に描き上げたいのに、なかなか上手く描けない」

時におきます

つまり、思い通りにいかなかった時が悔しさが起こるトリガーということです。

このように、悔しい感情が湧き上がるきっかけを探してみてください。

悔しさが起きないように対処する

「悔しさが起きるトリガー」を見つけましたら、次はトリガーに気づく練習をしてください。

気づく練習は、「俯瞰的な思考」を使うことでできるようになります。

参照:思考が常に止まらない時は?

そして、悔しい感情が湧かないような対処を考え実践してみてください。

先程の例ですと、出来るだけ腹の立つネット記事を見ないようにする。

人間関係の距離(会う回数など)をあらかじめ調整しておく。

といった具合です。

私であれば、絵を今日までに描き上げたいというのは自分で勝手に決めたことなので「するべき」ではないことを確認する。

そして早く描きあげるより、自分が楽に楽しく描けるように進めていくといった対処をしています。

悔しさが湧くトリガーは人によって違います。

ただ、基本的にはネガティブな感情がヒントになっていることが多いのではないでしょうか。

あなたも、自分の悔しさが湧くトリガーを見つけてみてください。

それを起こさないような環境づくりに成功した時。

あなたは、前より落ち着いた生活が送れていることでしょう。

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