自分の意見が尊重されない…
見下されることに悩む人は、自分の意見に自信が持てない方がいます。
そのような人は小さな頃から、自分の意見が尊重されなかったことが原因かもしれません。、
あなたの周りにこんな人はいませんか?
・普段口論になった際に、相手の話を最後まで聞かずに反論してくる。
・あなたの考えを頭ごなしに否定してくる。
・自分の感性を表現しようとすると、面倒くさそうに抑圧してくる。
・間違えた考えを過剰なほどに責めたり、笑ったりしてくる。
・自分の意見や価値観が正しいと押し付けてくる
一方で、同じ人が同じ口で
・「お前には自分の考えがないのか!」「もっと自分を持て!」と言われる。
・人生の先輩のような顔をし「大事なのは自分がどうしたいかだよ」と言ってくる。
このような矛盾した意見の板挟みに苦しむ人は少なくありません。
「ハッキリ言わなきゃ分からないよ!」と言われるものの、上記の経験が積み重なりやがて何も言えなくなる。
結局、立場が上の人間の意見が自然と採用され、受け入れざるを得なくなってしまうのです。
「対話」が成り立つ条件
上の例に挙げたような人は、相手との「対話」ができていないと言ってよいでしょう。
そして自分の意見が尊重されず、自信のない人の多くは、このような人が家族にいる場合が多いです。
それゆえに、1つの事実を教えられたことはありません。
それは、対話というのは
お互いが尊重して初めて成り立つ
という事実。
「対話」をゲームに例えるなら、「尊重すること」が一番重要なルールです。
最初の例にあげた
「相手の話を最後まで聞かずに言い返す」
「人の言うことを頭ごなしに否定する」
という行動は、圧倒的に尊重さが足りていません。
つまり、ゲームの大事なルールを破っていると言うこと。
一発でレッドカードです。
このように相手には尊重さを求めるのに対し、自分は何もしないということは、
「私はルールをやぶるけど、あなたはルールを守りなさい」
と言っているに過ぎないということです。
もちろん、最初にあげた例をいついかなる時でも守れる人というのは少ないと思います。
あまりにも相手に苛立ってしまい、つい相手の言い分を聞く前に反論してしまう。
またダメだと分かっていても、そのような癖が抜けきれず、悩んでいる人もいると思います。
そのような人とは「対話」の余地があると言えるでしょう。
しかし明らかに反省せず、上記に挙げた例を何度も繰り返してしまう人には要注意です。
尊重されなくて仕方のない意見もある
このような悩みを抱えている人の中には、確かに明らかに肯定しがたい意見を持っていることもあります。
例えば自分のことは棚に上げ「それは言いすぎなんじゃ…」と思うほど、相手を批判してしまう人です。
お気づきかもしれませんが、上の「尊重しない」人と同じようなことをしていますよね。
しかし、あなたは違う。
自分の間違っていた考えは素直に認め、論理的な考えを持っている。
また、嫌いな相手を恨みながらも「ああなったのは事情があったんじゃないか?」とただ単に「悪者」としない視点も持ち続けてきた。
それだけ洞察力の優れた考えを持ってしても、自分の考えが尊重されませんでした。
そんなあなたの深い悩みに対処するにはどうしたらよいのでしょうか?
尊重してくれる者は人間じゃなくてもいい
もし自分の意見が尊重されないなら、その人との対話を徹底的に「諦める」覚悟が必要かもしれません。
そして自分の意見を尊重してくれる要素を探してみると良いでしょう。
「え、そんなこと言われても、そんな人は周りにいません…」
と思われたかもしれません。
「尊重してくれる要素」は必ずしも人である必要はありません。
アニメや漫画、映画やドラマ、音楽や芸術…色々あります。
あなたは落ち込んだり苦しんだ時、このような作品が伝えてくれたメッセージに救われた経験はございませんか?
それらは決して自分から言葉を発することはありません。
しかし、あなたを軽んずることは決してありません。
ただただ黙ってあなたのそばにいてくれます。
もしかしたら、まだそのような作品には出会ってないかもしれません。
でも作品はこの世界には星の数ほどあります。
色んな作品に触れていくうちに、あなたがずっと相手に伝えたかった言葉を形にした作品もこの世にはあるかもしれません。
もし自分の意見が尊重されないと感じたとき。
人だけではなく、無数ある作品に触れてみてください。
そしてあなたの意見を尊重してくれるものに出会ったとき、あなたの苦しみは軽くなっていくことでしょう。