優柔不断で苦労続きの人生
自分の考えがないことに、悩んでいる人がいます。
何かを決めるにもずっと悩んでしまう。
そしてやっと決めた時はかなりの時間が経っていた…。
学校や職場での質疑応答はただただ、質問されないかと緊張する時間。
スッと自分の考えを言える人が羨ましいと思う。
自分の考えをなかなか言わないと相手にイライラされてしまう。
周りから優柔不断と言われてしまう…。
あなたも、ご経験あるでしょうか?
どの場所でも自分の考えを言えず、周りから呆れた顔で見られてしまうのです。
自分の考えがもてない原因
なぜ、あなたは自分の考えが持てないのでしょうか?
それは、自分の心の感覚を底に埋めてしまったからかもしれません。
それは、周りの人から自分の考えを強く否定されてきたことが一因となっている可能性があります。
昔から自分の間違った考えを言うと、鼻で笑われてきた。
感情的に否定されてきた。
その話題が終わった後も、事あるごとに掘り出され、長い期間なじられてきた。
真剣に言う喋り方や表情を真似されてきた。
そのかわり、あなたの考えを強く否定してきた人の意見はしっかり聞かなければならなかった。
そして遠回しにでも「俺の考えは常に正しい」と言われ続けてきた。
そこにどこか心の中で疑問を抱えつつも、立場の違いから従わざるをえなかった。
最後は、自分の考えを心の底に沈めて生活していくことで、意見をいうことを諦めてしまったのかもしれません。
特に「見下されサバイバー」の方は、何を言っても適当な理屈をつけて否定されることが多いです。
本気で正しい意見を伝えても、軽く受け流されてきてしまう。
自分の考えを発することに自信がなくなっていってしまったのはないでしょうか。
考えをもてないのは当たり前
自分の考えを持とうとする前に自覚することが1つあります。
それは
自分の考えはもてなくて当たり前
という事実です。
自分の考えを簡単に持てる人は、毎日毎日息をするように感情を言葉にしたり自分の考えを相手に伝えることができます。
それは知らず知らずのうちに「自分の意見を持つ」練習になっていたのです。
当然、練習をしていない人がいきなり出来るはずがないですよね。
しかも自分の考えを否定されてきたあなたは練習をしていないのではなく、させてもらえなかった。
まずはそんな自分を否定しないことが重要です。
考えがもてないと自覚するたびに、自分はダメだと思い続けると、言えるものも言えなくなってしまうのです。
自分の考えをもつ練習
自分の考えをもつ練習として、2つのステップがあります。
それは、1つの考えに対し
一旦「すべての人の考え」を信じない
肯定的な意見と否定的な意見を両方見る
ことからはじめてみるとよいでしょう。
例えば、あなたに厳しい価値観を教え込んできた親、家族。
更に、あなたが尊敬していたり憧れている人の考えも一旦考慮しないことです。
著名人や地位の高い、経済的な成功した人の言葉も信じてみないでみてください。
SNSで皆が称賛している意見も、鵜呑みにするのを避けましょう。
これはこの方々たちの価値観や考えが間違いと言っているわけではありません。
一旦すべての考えをクリアにするためです。
自分の意見がないことに悩む人は、他人の考えが正しいと鵜呑みにしてしまう傾向があります。
その中でも、社会や多くの人から賞賛されている人の考えは何も疑わずに受け入れてしまうことが多いのです。
そして次に「肯定的な意見」と「否定的な意見」を同時に見ていく。
例えばSNSなどで、ある人の発言に対し、ポジティブなつぶやきを調べます。
皆がどのように思っているかをなんとなく見ていく。
そして、次にネガティブな意味で調べていきます
ここでも同じように皆がどのような考えなのかを見ていく。
そのあと、両方の考えを平等に受け入れつつ、
「あえて選ぶなら自分はどっちなんだろう?」
と自分に問います。
決まったら、それはなぜなのかも考えていきましょう。
この作業を繰り返していくことで、自分の考えを持てるようになると思います。
自分の考えを受け入れてくれる場所を探そう
自分の考えを受け入れてくれる人や場所があれば、自分の考えに対して自信が持てますよね。
SNSで専用のアカウントを作るのも良いかもしれません。
しかし昨今のSNSは言い争いが頻繁に起こっています。
そこで人間関係を持つことで、ギクシャクしてしまうこともあるでしょう。
ひどいと誹謗中傷だってされてしまいます。
繊細な人にはなかなか使用しにくいツールになっているのが現状です。
鍵をかけるなどして、クローズドな場所で発信していくと良いかもしれません。
もちろん、自分自身が相手を傷つける発言をしてしまわないよう注意することは大変重要です。
また、私が定期的に開催している
に参加していただくことでも自分の考えを話すことができます。
自分の考えが分かるようになれば、相手ともコミュニケーションが取りやすくなります。
そして自分の考えを持てるようになれば少しずつ、自分にも自信がついてくることでしょう。