見下される人が必ず直面する「自信」という言葉
「自信」
見下されることに悩んでいる人で、この言葉に囚われたことはないでしょうか?
自信をつけたいのに、つけることができない。
自信のある人を見ると羨ましいと思ってしまう。
その人のように自信をつけようと思うとうまくいかない。
同じことをすると笑われてしまう。
時にはイライラされてしまう。
自信をつけて見下されないようになりたい。
でも自信をつけるのが怖い。
その狭間で生き続けることは、とても苦しいと思います。
この記事では、見下されている人が自信を育てるために必要な2つの要素をご紹介します。
「明るく笑顔」が本当の自信?
あなたは以下のような自信を持ちたいと思っていませんか?
・常に明るく笑顔で振る舞う
・雑談もすごく人と楽しく話す
このような自信を持てたら、確かに見下されることなく何事もうまくいきそうですよね。
ただ、見下されて悩む人がこのような自信を持ってしまうと違和感が生じてしまうことがあります。
あなたも、もしかしたら以下の状態に当てはまったことはありませんか?
明るく笑顔で挨拶してみる。
するとなんだか皆苦笑い。
雑談をして話せるアピールをしてみる
失言をしてしまい人を怒らせてしまう。
勇気を出して声を張って言い返してみる。
そうすると自分の張った以上の声量で怒鳴り返される。
そしてそんな反応に傷ついてしまい、以前よりも自信がなくなってしまう。
自信をつけるために、自分なりに行動したのに自信を更に失ってしまうことになるのです。
「使い捨て自信」にご用心
このような自信は、周囲に「自分に自信があること」をアピールしたいがためにつけていることが多いです。
もちろん、このような自信が自然と身についている人もいます。その場合は特に問題ないでしょう。
ただ、見下されている人が無理にこのような自信をつけようとしているのには以下のような理由があります。
・周囲と同じような扱いをうけたい
・自分を認めてもらいたい。
集団に入れなかったことにより安全を求める承認欲求が湧いてしまい、とにかく闇雲に行動をしてしまう。
特に昔から見下されている人ほどそれが強く、とにかく認められようと渇望しているのです。
とても辛いことだと思います。
しかし、そのような動機でつけた自信は本物ではありません。
他人からも違和感を感じてしまいますし、何よりいつかボロがでてしまい長続きしません。
よって、とくに威力を発揮せず且つ短期的にしか使えない「使い捨て自信」なのです。
自信とはそもそも何か
それでは、どのような自信が本物なのでしょうか?
本来、自信とは
外側につけるものではなく内側から湧いて出るもの
です。
更に
時間をかけて育て上げるもの
というのが自信の本来のつけ方です。
「使い捨て自信」では短時間で且つ外側から自信を作ってしまっています。
このような自信は、振る舞いに違和感があり、本物とは言い難いですよね。
また、よく自信は「つける」といいます。
しかし、それはすでに自信の土台がある程度ある場合に適した表現ではないでしょうか。
その土台をもとに更にグレードアップするかのようにつけていく。
しかし、見下されている人は「「見下される」悩みを理解されないのはなぜ?」で述べた通り、戦場のような世界で毎日生きていきました。
よって「自信」をつける余裕や暇なんてなかったわけです。
それは「自信」の土台がない状態と同じこと。
植物で例えるなら「芽」を出していないようなものです。
よって、見下されることに悩み続けた人にとって自信は「育てる」という表現の方が正しいのではないでしょうか。
自信を育てるための2つの準備
もしあなたが自信をつけたいのであれば、まずは自信の土台を育てていくことが重要となっていきます。
自信を育てていくために必要な要素。それは以下の2つです。
・自信にこだわらない
・自信の動機を考え直す
自信にこだわらない
自信を育てようと行動を始めると、自動的に日常が自信にフォーカスしますよね。
でもいきなり自信が育つことは難しいですよね。
そのため、これからたくさん「自信のない自分」を見ていかなければなりません。
その度に自分を否定していては逆効果です。
だから自信に対するこだわりを少しだけなくしてみることが大切なのです。
自信を育てる動機を考え直す
「使い捨て自信」の動機は「周囲に受け入れられたい」ためでした。
突然ですが、ここで質問です。
あなたはどのような人間になりたいのでしょうか?
バカにしてきた人を見返したいのか。
やはり周囲に受け入れられたいのか。
それとも、折り合いをつけて自分にあった生活をしたいのか。
考えてみてください。
なぜこのような質問をしたかというと
「どのような人間になりたい」という質問は「なんで自信を育てたいのか?」という質問と同じだからです。
すぐに答えを出さず、時間をかけて考えてみるといいでしょう。
まとめ
・自信にこだわらない
・自信の動機を考え直す
この2つを実践していくことで、自信を育てていく準備ができます。
では肝心な「自信の育て方」はどうすればよいのでしょうか?
それは次の機会にお話しします。