流行りにのると毛嫌いされる
見下されることに悩む人の中で、流行りに乗れず馬鹿にされた経験はございませんか?
流行りの映画・アニメ・ドラマ・芸能人・スポーツ…
どれもあまり興味がない。
「お前こんなことも知らないの?」
「それは知っておかなきゃまずいでしょ…」
「流行りに乗らないとダメだ」
と言われてしまう。
そして周りに馴染むことができない。
だから、自分も皆の輪に入ろうと乗ってみる。
テレビでやっていた映画やドラマ、芸能人の情報をチェックする。
そして、胸を張って皆が話しているところに入ってみる。
すると、今度は
「お前が流行りに乗っていると違和感がある」
「ぎこちない」
しまいには
「お前は流行りなんて乗るなよ」
と言われてしまう。
そして更に自信をなくしてしまった…。
自分は流行りに乗ってもよいのか、乗ってはダメなのか、深く考えてしまうのです。
「流行り」が無数にある時代
今から10年以上前は、流行りにうまく乗れないと、社会生活において狭い思いで過ごさざるを得ない時代でした。
それはエンタメの情報源が主にテレビだけだったからです。
パソコンもありましたが、皆が毎日つけていたわけではないでしょう。
若い世代で新聞を毎日読んでたという人は多くないはずです。
故に、共通の情報源が一致していました。
しかしスマホが登場してから、今はコンテンツが昔とは比べ物にならないくらい増えました。
何億とあるYouTubeのチャンネルやSNSのアカウント。
そしてその娯楽1つの中でもジャンルがたくさんあります。
YouTube1つとっても、ゲーム実況、料理の配信、アイドル、アニメの無料配信…
…数えていたらキリがありません。
そしてそのカテゴリー1つ1つに「流行り」があります。
故に今は「これ乗っておけば大丈夫!」という「流行り」はあまりないのではないでしょうか。
それでも、まだ「流行りに乗らないとダメ」と言っている人がいるならば、さすがに「遅れている」と言わざるを得ません。
これは、流行りそのものや流行りに乗ることが悪いといっているわけではありません。
実際、手に取ってみるとそれが流行っている理由に納得できる作品も沢山あります。
流行っていることがきっかけに、その作品が好きになることもあるでしょう。
しかしこれだけ無数に娯楽があり、無数に「流行り」のある時代に、1つの「流行り」だけが「正解」だと決めつけてしまうのは、世界を狭く見すぎてしまっているのではないでしょうか。
合わないものを無理に見る必要はない
流行の作品を作っているクリエイターさんも、作品に触れてもらっていろんなことを感じてもらいたいはずです。
漫画でも、ストーリーの一部を切り貼りしたサイトよりも、純粋に作品を最初から最後まで直接見てくれた方が嬉しいでしょう。
また、見下されることに悩む人には繊細で感受性の強い方も多いです。
そのような方は、作品に強い思い入れがある人も多いと思います。
流行りに乗っても乗らなくても、結局見下されてしまうのであれば、自分の好きなものを精一杯楽しんでいる方が、充実した日々を送れるのではないでしょうか。
流行りとは、簡単に移りうくものです。
そんな絶対的ではない価値のものに、振り回される必要なんてあるのでしょうか?
時代や場所で簡単に変わってしまう世間の目より、あなたの奥底にある大事な世界観の方が大切ではないのかと思います。