>>他のコラムはこちらから!
有名になると決意したものの-768x1024.png

周囲に見下され、バカにされ、惨めな思いをする日々。

常に「自分は周りより劣っている」と感じざるを得ない状況。

そんな日常を過ごしていると、ある思いが湧き上がります。

「有名になって周囲から認められたい」

と。

そのため、学生時代に心の中で描いた夢はとにかく有名になれるものだったりする。

タレント、漫画家、アイドル…。

数年後には夢を叶えて何もかも恵まれた最高の自分。

周囲の人から尊敬の眼差しを向けられ、かつて自分を見下してきた人は悔しそうな表情をする。

そんな自分を日々想像する…。

しかし、それで実際何か努力をしているかというと、

「いつかは、いつかは…」

と心の中で反芻するだけで、特に行動には起こしていない。

というか起こせない。

こういう話をすると、よく

「俺はいつか一発当ててプロミュージシャンなるぜ!」

と周りに言いふらすも、特に努力せず日々なんとなく生きている人というのが例え話に出てきますよね。

そういう人は適当に生きている痛い人というイメージがよくされます。

しかし、実際はその例え話のように余裕があるわけではありません。

毎日

「とにかく努力しなきゃ…。」

「何で努力出来ないんだろう…。」

「明日は、来年は…」

と焦りに焦ってしまう。

しかし、何もできないのです。

更に、そんな焦りとともに残酷にも時間は過ぎていきます。

それも数日、数ヶ月という短い単位ではない。

数年、10年、それ以上….。

そんな膨大な時間が過ぎても。

自分はその当時から大きく変わった状態でなくても。

心の底ではまだ強く思ってしまうのです。

「いつか有名になって見返したい」と。

有名になるための努力ができない理由

しかし、あなたもそろそろお気づきではないでしょうか。

「有名になる」

そんな動機だけでは何かを進めるモチベーションは続かないということに。

例えば、有名になるために漫画家になりたいと思っていたとします。

そこに自分が描きたいものは入っていたのでしょうか?

その作品は誰に向けて描いているのでしょうか?

もしかして、その目にはあなたを当時見下した人たちが映っているのではないでしょうか?

あなたが自分よりも下にいて欲しいと思っている人たちを満足させようとしてはいませんか?

ハッキリ言って、それは無理な話です。

これは別にあなたに才能がないからという話ではありません。

見下す人というのは、あなたでなくとも常に他人の悪いところにどうしても目がいってしまいます。

そういう人たちを視野に入れながら行動するということは、一度も失敗が許されないということ。

しかし、目標達成の道なんて常に失敗の繰り返しです。

有名になるという高い目標であれば尚更です。

すなわち、失敗を認めない見下す人を満足させるには。

常に高い得点を叩き出し、常に正解かも分からない世間の感性と合致させた結果を出し、常に成功しなければならないということでしょう。

それは苦行以外の何物でもありません。

努力どころか行動できなくて当然なのです。

それよりかは、有名になって癒したいその「傷」自体に対処する方法を考えた方が何倍も効率的ではないでしょうか。

あなたの目の前にある重要な事実

世の中には、社会的に成功し有名になった人がたくさんいます。

あなたにはそれが出来なかったのかもしれません。

有名になりたいと思って、でもなれなくて、これと言った行動もできずずっと苦しんできた。

それは最初に申し上げたとおり、数日、数ヶ月なんて短い期間ではないのかもしれません。

数年、5年、10年と人生の大切な時期をそんな焦りと共に過ごしてしまった人もいるでしょう。

確かに、失った長い時間は戻りません。

悲しいですが、それが現実です。

しかしそんな経験は、あなたにこう呼びかけているのではないでしょうか。

「もう、有名にならなくてもいい」

「もう、たくさんの人に認められなくてもいい」

「もう、あなたを見下す人のために頑張らなくていんだよ」

と。

言われてみれば、当たり前なのかもしれません。

でも、それはあなたのことを何も知らない人からの言葉の何百倍も説得力のある呼びかけです。

そんな力強い自分の経験からそう呼びかけられたのであれば。

もう潔く諦めた方が楽になるのではないでしょうか。

世間の片隅で生きる幸せを感じる

誰でも情報発信ができるこの時代。

SNSを見るとたくさんの人から賞賛を得ている人はたくさんいますよね。

「おはよう」「おやすみ」と挨拶を呟いただけで何百もの反応がつく。

何か事件が起きるとご意見番のようにビシッと物申してくれる。

そしてそのつぶやきにもたくさんの賞賛と反応がついている…。

日々呟くことは楽しそうで、毎日幸せそう。

羨ましくなるのも無理はありません。

そして、そのような人たちを否定するつもりはございません。

ご本人が納得していればそれも1つの生き方なのだと思います。

でも、その人の幸せ=あなたにとっての幸せなのでしょうか?

これは、有名にならなくてもSNSを長い間眺めるだけで分かります。

その人の名前で検索してみれば次々と出てくる誹謗中傷やファン同士の言い争いの数々。

そして何か1つやらかしてしまえば、あっさりと評価が落ちてしまう。

無数の人間関係にまみれ、息苦しくなるような日々。

更に、一回有名になってしまうと辞めようと思っても賞賛を得る快感を失うことが恐怖でやめづらくなってしまうのです。

これは筆者である私自身もSNSをやって近い経験をしてきたため分かります。

有名になることが悪いとはいいません。

でも、有名になることは良いことだけではないのではないでしょうか。

しかし、それを得ることのできなかったあなたは「世間の片隅で穏やかに生きる」切符をすぐ切ることができるのです。

それは、かつてあなたを見下した人からすれば哀れに思われるような行き先なのかもしれません。

でも、もう有名になんてならなくていいのです。

たくさんの人に認められなくたっていいのです。

最後に、あなたに1つ質問をさせてください。

漫画家やミュージシャンといった、あなたが「有名になりたい」と思って描いた夢にその職業を選んだのは、何故でしょうか?

それは、小さな頃から漫画を描くのが好きだったからでしょうか?

音楽を作るのが好きだったからでしょうか?

歌うことが好きだったからでしょうか?

もしそうであれば。

それを、あなたを見下す人に認めてもらうための道具にする必要なんてないのです。

だって、その「好き」という大切な気持ちが可哀想じゃないですか。

これからは、あなた自身のためにそれを使いましょうよ。

そんな「好き」の力を正しい方向へ活かした時。

あなたの感性を心の底から尊重してくれる人が、目の前に現れるのかもしれないのですから。

有名になって見返したいと思う
見下されサバイバーの生き方(目次)
見下されあるある:誘いに乗ってしまう
「子供っぽい」はあなただけではない
見下されあるある:悪いことをさせられる
見下されている人からも見下されてしまう
優柔不断で見下されてしまう
【見下される人向け】恥ずかしい記憶がフラッシュバックしてしまう時の対処法
見下されあるある:人を信用できない
・有名になって見返したいと思う
謙虚すぎてなめられる
「見下され過敏」なあなたへ
見下されあるある:できる人が羨ましい
見下されあるある:趣味をバカにされる
見下されているのに「気にしていない」と言ってしまう
ゲームが下手で見下されてしまう
見下される人が頭が良くなる方法
見下されあるある:いいように使われる
見下されあるある:びくびくしてしまう
見下されあるある:年下からタメ口で話される
【見下されサバイバー必見!】弱いと感じる自分が変わる動画
見下されあるある:自分だけ頑張っていないと言われる
見下されあるある:すぐ謝ってしまう
見下され要因:世間と性質がズレている
見下されあるある:友達グループの中で優先順位が低い
見下され要因となる世間の幸せ基準
見下してきた友達が恵まれていて辛い....。
就いている仕事で見下されるのはなぜ?
なよなよしてしまう癖を減らす方法
見下されたときの「悔しさ」を思い出してしまう時の対処法
見下される人が最初にするべき2つのこと
見下される人が仕事ができないもう1つの理由
見下される人が友達を作る方法
嫌なことを嫌と言えない
自己主張ができないなら
人から軽く見られるのであれば
集団が苦手なら
自分の意見が尊重されない
根拠のない自信はない
流行りに乗れない...
真面目な人のネガティブな生き方
ありのままの自分でいいのか?
子供扱いされてしまうのはなぜ?
自分の意見を持つ方法
よく怒られてしまう...
よく笑われてしまう...
見下される素質を持つ人へ
思考が常に止まらない時は?
共感が持てない...
気が利かないと言われる
強い「負けず嫌い心」と付き合う方法
プライドが高いので直したい
「言わなきゃ分からない」の真実
親に感謝するか恨むか問題
見下してしまう...
「見下される人」流の自信を育てる方法
「見下される人」が自信をつけるために必要な2つのこと
スッキリしながら対処法が手に入る!「見下される人のためのグラレコ勉強会」開催!
「見下される」悩みを理解されないのはなぜ?