あなたには趣味がありますか?
この現代では趣味というものは数え切れないほどありますよね。
しかし、そんな趣味で“見下される”ことに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
趣味で見下されるという話で多いのは
・世間から見ると「マイナー」と呼ばれる趣味を持っている
・そのため、バカにされ孤立してしまう
という悩みです。
例えば、歳に合わない子供っぽい趣味を持っていて周囲からバカにされているといった悩みです。
こういうものは確かに世間で見ればまだまだ少数派ですし、偏見もあります。
ただ、多様化した現代ではそんな偏見は比較的なくなりつつあります。
今はSNSもあるので、同じ趣味を持っている人を探せば孤立することは少ないと思います。
しかし今回お話ししたいのは、そういったお話ではありません。
ずばり、趣味がマイナーかどうかは見下されるという点においては関係ないということ。
見下される人がいくら世の中の多くの人が支持されている趣味を持っていてもバカにされてしまうのです。
オシャレをしてみれば
「お前には似合わない」
絵を描いてみれば
「お前にセンスなんてない」
カメラを持ってみれば
「お前撮影なんかできないだろ」
アイドルを好きになってみれば
「こんなやつが好きなのかよ」
とにかくその人の趣味やその感性を否定するのです。
そんな趣味をバカにされることで、その趣味に自信をなくしてしまう。
楽しんでいる時も、バカにされたことが脳裏にちらついてしまう。
そして最悪の場合は、その趣味をやめてしまうことになってしまうのです。
趣味の「好き」のレベルは関係ない
「趣味をバカにされた」という悩みを他人に話すと、よく
「バカにされただけで趣味を辞めたいと思うならそこまで好きじゃないってことじゃないの?」
というアドバイスをする人がいます。
確かにそうなのかもしれません。
大事な趣味であればきっと何を言われても続けたいと思うのかも知れません。
しかし、誰しもその人にとって大事な趣味というのはそう簡単に見つかるのでしょうか?
また、趣味は周囲からバカにされても続けられるものしかやってはいけないのでしょうか?
確かに、そんなそれこそが生きがいだ!と言える趣味があればよいですよね。
でも、趣味は色々あってもいいはずですよね。
好きのレベルが10あるとしたら、1の趣味、3の趣味、6の趣味もあってよいはずです。
また、その好きのレベルが固定とは限りませんよね。
好きのレベルが1の趣味だったものが数年後には9になっている可能性だってあります。
そこまでいくと“生きがい“といってもよいでしょう。
趣味をバカにするということは、そんな可能性を潰してしまうということ。
大げさに言えば、あなたの人生の可能性を潰している様なものなのです。
そのため、どれだけ好きの対象が違っても、誰にもバカにする資格はないのです。
確かに理解できなかったり、品位が低いと感じたり、良い印象を持てない趣味というのは誰にでもあります。
また、(線引きは難しいですが)周囲に迷惑をかけてしまう可能性があるものは場所やモラルを守ってやる必要があるでしょう。
無理に全ての趣味を理解する必要もないのだと思います。
しかし、だからといって他人をバカにしていい理由などないのです。
自分の趣味を大切に
見下される人は人間関係で苦しんでいる人は多いです。
そのため、1人で生きることを望んでいたり孤独で生きている人もいるでしょう。
他人と関わるより趣味の方が好きという方もおられるでしょう。
そのような人たちにとっては、趣味が1つの生きがいになっている方もおられます。
それは貴方にとって大事なライフライン。
それが例え、好きなレベルが1の趣味だったとしても大切なものなのです。
たかが趣味、されど趣味です。
これからもその趣味を続けたいのであれば。
それを守りぬくことに全力を注ぎましょう。
増してやあなたを見下す人に趣味のことを話す必要などこれっぽっちもありません。
あなたの生きがいを潰したいと思っている人に、潰す材料を渡さなくてもよいのです。
大事な「生きがい」は、あなたを大切にしてくれる人にのみ共有できればよいのではないでしょうか。