あなたは、仕事をしていますでしょうか?
正社員でも派遣でもアルバイトでも構いません。
何なら、家族のお手伝いや介護でも構いません。
見下されサバイバーはそんな「仕事」の中で苦労してしまいます。
なぜならば
・仕事が出来ない
・人間関係が苦手
といった悩みを持っておられる方が多いからです。
能力の低かったり集団行動が苦手であることは、見下される原因になりやすいからです。
それでもそれが一瞬で終わる出来事であればまだよいでしょう。
しかし、そういった仕事は基本的に人生の大半行うものが多いですよね。
それゆえに、その苦痛がずっと隣り合わせな状態です。
作業が苦手、人間関係が苦手、さらに見下されるという三重苦を味わざるを得ないのです。
誰も知らない見下されサバイバーの仕事
そんな見下されサバイバーはある「大仕事」をしています。
それは、「見下される」という大仕事です。
当たり前すぎて拍子抜けされたかもしれません。
しかし、この当たり前に気づくことが重要なのです。
仕事が出来ず、相手にイライラされてしまう。
人間関係が苦手で、コミュニケーションがうまく取れない。
時には明らかな上下関係ができ、キツい言葉を言われながら作業をする。
世間の人はこの話を聞いてこう思うでしょう。
「いやいや、何言ってるんだ。仕事が出来ない奴が悪いんだろう。」
「社会において集団行動は必要。それができないやつは見下されて当然」
確かに、そう思われても仕方のない部分はあるのかもしれません。
また、そのキツい言葉をかける側も、悪意で言っているとは限らないでしょう。
さらに、どれだけ指摘されても直そうとしない、簡単に他人のせいばかりにしてしまう人はそう思われてしまうのも無理はないでしょう。
しかし、きっとあなたはそんな自分と向き合って直そうと頑張ってきた。
仕事ができるようにできるだけ努力した。
人間関係を打ち解けるために好きでもない飲み会に参加したり、笑顔で接するようにした。
仕事が出来ないゆえに周りからキツい口調を投げかけられても、涙を堪え対応した。
隣の席でイライラしたりため息をつく上司に罪悪感を感じつつも平静を装った。
悪目立ちしても、バカにされても、自分だけタメ口で接されても、我慢した。
これが、大仕事ではなく何なのでしょうか。
しかも、そこに金銭は発生しません。
周りからは笑われるか、努力不足ややる気がないと思われて終わってしまうこともあります。
それでも、あなたは毎日1人孤独戦っているのです。
仕事が出来ない人に対して、相手が腹が立つ感情を抱えることはあるでしょう。
それは、出来ない人の気持ちが分からないという事情があるからかもしれません。
でも、あなたにだって仕事が出来ないどうしようもない事情がある。
あなたは、そんな見えない大仕事をこなしているのです。
それは透明な大仕事
この国の働き方は、基本的にこのような形になっています。
・同じ場所でたくさんの人と毎日8時間、決まった時間働く。
・そのためには仕事の分野のスキル以外にも常に周りとうまくやっていくスキルも必要
(コミュニケーション能力とか)
社会では、上記が出来ない人は低く見られてしまいます。
しかし、こういった環境にマッチする人はどれだけいるのでしょうか?
見下されサバイバーの方の多くは、このような「社会の型」にうまくハマれない方が多いのです。
もちろん、完全にマッチしてる人は少ないでしょう。
しかし、見下されサバイバーの方はそんな「型」が大きく違うため、ハマるためにはその型を社会に合わせて大きく歪ませるしかない。
それはとてつもない労力です。
その中で周りと同じような、時にはそれ以上の仕事をしている。
(どうしてもいいように使われてしまうことも多いため)
つまり、見えない「透明な大仕事」をこなしているのです。
自分の形にあった仕事の環境を選ぶ
一昔前であれば上で説明した社会の働き方が基本でした。
もちろん、起業するという選択肢もありましたが、リスクのある選択でした。
しかしスマホが普及しネットが発達したことで、今ではさまざまな働き方があります。
この私も現在、仕事の一環としてYouTubeの動画制作の仕事を受けています。
やり取りは基本メールで、作業は好きな時間に自分のペースで行なっています。(もちろん納期はありますが)
周囲にたくさん人がいる環境に比べると、本当に自分にあっているなと実感しています。
このように生きづらい人に向いた働き方はまだまだあることでしょう。
その時、すぐに対応できようにスキルを磨いておけば安心できますよね。
今の働き方が辛いのであれば。
そんな環境探しをはじめてみるのも、1つの手ではないでしょうか。