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笑えない自虐

以前の記事で「セルフいじられキャラ」についてお話ししました。

「いじられキャラ」の中でも自らいじられにいってしまう状態。

そしてそんな「セルフいじられキャラ」は明るく振る舞っているように見えて心の奥底では苦しみを抱えていることが多くあります。

もし、「セルフいじられキャラ」の行動に心当たりがあるのであれば、注意しなければならないことがあります。

それは

「自虐しすぎ」

ということ。

もちろん誰にだって

「私って運動神経悪いから、この前転んじゃってさ〜」

と、コミュニケーションの中で多少の自虐をすることは多くあります。

しかし、セルフいじられキャラは、その「自虐」のレベルが強いのです。

例えると

「ものを借りパクされてさ〜」

「人から騙されて詐欺にあってさ〜」

といった、他人からしたら少しギョッとするエピソードを笑いながら話してしまう。

セルフいじられキャラの中にはどうしても「見下される素質」を持っている人もいます。

そのため、自分が損をしてしまったエピソードがそれなりにあります。

それが自分の気持ちに折り合いがついている出来事であればよいのかもしれません。

しかし、今でも自分にとって大きく強い悩みとなっている経験談を無理やり笑い話にして自ら公開してしまう。

また、それを親しい友人に話すのであれば良いのかもしれません。

しかし、そんなに仲良くない知り合いにまで話してしまう。

それは例えるならば「自分の大安売り」。

周囲から見た自分の価値をどんどん下げてしまうのです。

「自虐」とは自分の大安売り

ほとんどの人は上述のように笑って済ませるには度がすぎたエピソードを聞くと最初は

「いやいや…よく笑いながら話せるね」

と驚くことでしょう。

しかし、そんな周囲の反応に構わずそういった自虐エピソードを笑いながらどんどんしていくと。

「あぁ、こいつは自虐が好きなんだ」

と周囲は無意識に感じてしまいます。

そうした結果、周囲の中には

「この人はあまり好きではない。距離を置こう」

と考える人もいます。

一方でこう思う人もいます。

「こいつはバカにしていいんだ。私からもバカにしよう」

と。

そして自虐をし続ければ、フィルターをかけたかのように後者の人間のみが周囲に残ります。

その結果、

「見下す」「見下される」

「いじる」「いじられる」

関係が成立してしまうのです。

よく、お店に理不尽な文句を言ったりする人のことを「モンスタークレーマー」といいますよね。

そしてそのような人は基本的に商品を売っている相手の気持ちをあまり考えていません。

そんな人たちは、安い価格で売っているお店ほど多い傾向にあるようです。

これは人間関係でも同じようなものです。

誰彼構わず、自分を大安売りしてしまえば。

「相手の気持ちを考えない」人がどんどん寄ってきてしまうのです。

もちろん、そのきっかけは売る側の「自虐」でしょう。

しかし、「人をバカにしてはいけない」という倫理観がない人や薄い人が知らぬうちに引き寄せられてしまうのです。

このように、自虐という「自分の大安売り」を安易にしてしまうと、人間関係で苦しむことになってしまうのです。

自虐を減らす方法

「自分の大安売り」をやめるためには、日頃から自虐を少なくする習慣を身につけることが重要です。

まず最初にやるべきことは

自分に傷があることを認めてること

です。

セルフいじられキャラは、傷をたくさん抱えている人が多いです。

寂しかったり、孤独が怖いといった不安をカバーするために注目されようと「自虐」してしまいます。

あなたは、そんな自分の心が傷だらけだということを自覚しているでしょうか?

自虐は「自分を虐める」ことです。

むやみやたらとやって傷だらけにならない理由がありません。

傷があることを認めたら、自分自身に

「よく頑張ったね」

「もう自分をむやみにバカにする必要なんてないんだよ」

とあなたの心に伝えましょう。

そして、その根源的な原因となっている寂しさを別の方法で対応するのです。

自虐をやめようと決めた時、周囲の人たちは

「最近つまらないね。前は面白かったのに。」

と言ってくる人もいるかもしれません。

しかし、そういう無責任なセリフは流しておきましょう。

別にその人にとってあなたが面白くても面白くなくてもその人は生きていけます。

「あなたが面白くないと生きていけません」

という人がいるとはなかなか考えにくいですよね。

むしろ、あなたが自分自身すらバカにしている状況の方が危険です。

そのため、周りに何と言われても自虐を減らそうと決心してください。

もちろん、周りに言われ続ければ押しに負けて自虐してしまうことだってあります。

その場合は、出来るのであればそのような人から距離を取ることが重要となってきます。

自虐ネタは程々に、信頼する人の前で

ここまで「自虐しすぎ」はよくないという話をしました。

しかし、自虐そのものは悪いというわけではありません。

自虐ネタは「親しみやすさ」を与えるために良い効果を発揮します。

時に人間関係の良い潤滑油となってくれます。

実際、一緒にいる時間は短くないのに自他ともに少しの自虐も認めない人間関係というのもなかなか難しいですよね。

そのため、「自虐ネタを一切禁止しよう」と思う必要はりません。

重要なのは自虐する

「タイミング」

「程度」

「相手」

なのだと思います。

初対面でいきなり自虐をしても、それこそ「自分の大安売り」になるでしょう。

ある程度距離を縮めてからタイミングを見て行う必要があります。

そして最初に言った通り、あまりにも笑えない悲惨なエピソードはしない方がよいでしょう。

また、たまに交えるくらいがちょうど良いでしょう。

するとしても、自分の気持ちに本当に折り合いがついた時にした方が良いでしょう。

そして自虐する相手は、あなたのことを尊重してくれる相手にするべきです。

自虐という「自分の大安売り」を止めた時。

あなたの心の無数の傷は少しずつ癒え、自分の「本当の価値」を冷静に見つめ直すことができるでしょう。

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