セルフいじられキャラになってしまう

自分からいじられていってしまう…。

見下される人の多くは、「いじられキャラ」であることに悩んでいる方がおられます。

「いじられキャラ」とは、以下のような人を指します。

友人に自分のコンプレックスや欠点などの揚げ足をとられたり、

グループで会話している時などに、ウケを狙うような無茶振りをされる。

何かと汚れ役を押し付けられてしまう人のことです。

お笑い芸人でもそのような立ち位置の方はおられますよね。

一見、皆が賑やかに笑っている雰囲気は仲が良いかのように見えます。

実際そのような立ち位置で納得している人もいるでしょう。

しかし、軽んじられているような扱いにモヤモヤしている人もいるのでしょうか。

そんな「いじられキャラ」には、もう1つパターンがあるのをご存知でしょうか?

それは、自らいじられにいってしまう

「セルフいじられキャラ」です。

この記事では、「セルフいじられキャラ」から抜け出す2つの対処法を紹介いたします。

「いじられキャラ」が生まれる2パターン

あなたは、自分が「いじられキャラ」となった瞬間を覚えているでしょうか?

いじられキャラには2パターンいます。

・喋り方やリアクションが面白かったりイライラしてしまうような人

・自分から「いじって」オーラを無意識に出してしまう人

1つ目は、本人には特にその気がなくても、笑いやイライラを誘ってしまうような挙動をしてしまう人です。

例えば、年齢に見合わず普段の振る舞いや考えが幼い人。

また、喋り方やリアクションがオーバーだったり、ぎこちなかったりする人です。

一方で落ち着きのなかったり、人を少しイライラさせてしまうような行動をする人も、いじられる傾向が多いでしょう。

これはいじめの構造と似ており、集団と大きく違う性質の持った人を排除したい・攻撃をしたいという気持ちから来ています。

2つ目は「いじって」オーラを出してしまう人。

振る舞いにいじられてしまう素質があるのは一緒ですが、大きな違いは「自分からいじられにいく」という点でしょう。

例えば「俺ってぼっち(友達がいない)なんだよな〜」と聞いてもないのに、自ら短所をしつこくアピールする。

SNSでは、周りが引くくらいの自虐ネタや下品なネタをたくさん投稿する。

とにかくネタになりそうな行動や言動をすることで、いじる人に注目してもらう。

このような人をここでは「セルフいじられキャラ」と呼んでいます。

これで本人が幸せであればいいでしょう。

しかし、「セルフいじられキャラ」はそのまま演じ続けると悲しい結末を辿ってしまう可能性が高いのです。

自尊心を犠牲にした結末

「セルフいじられキャラ」は、皆から注目を集めることを生き甲斐にしています。

一方で周りは、いつもそのような人に構っている時間はありません。

恋人や友人と過ごす時間、趣味を楽しむ時間もあります。

将来のことを真剣に考える時間もあります。

一方で周りがどんどん「自分」の道のために貴重な時間を割いている間も。

「セルフいじられキャラ」は延々と注目を集めるためにいじられにいきます。

そして、周りに恋人や家族が出来たり、人格が成熟したり、自らの幸せを着々と手に入れているのだと心から実感した時。

「いじられキャラ」を演じすぎて本当の「自分」と向き合っていなかったことを自覚せざるを得なくなってしまうのです。

そして、周りと自分のギャップに大きな劣等感を抱いてしまう。

このように「いじられキャラ」を演じていることに無意識であると、膨大な時間を失ってしまうのです。

セルフいじられキャラになった原因

どうしてこのような「セルフいじられキャラ」を演じるようになってしまったのでしょうか?

それには2つの要因があります。それは

寂しさから来る自己顕示欲を満たすため

魅力のない自分をカバーするため

です。

まずは1つ目について解説していきます。

「見下される人」は寂しい思いをしています。

自分の思いを家族に理解されなかった。

友人にバカにされ続けた。

泣くと「泣くな!男だろ!」と否定された。

また、年齢に合わせ自立することを求められ、親に甘えにくくなった。

思いっきり泣いたり、親に聞いてもらうことでその傷を癒したかったのにさせてもらえなかったのです。

そしてそれは、軽いものではない。

人に受け入れられるためには手段を選ばない。

そのような考えをもってしまうほどの強い寂しさなのです。

そのような思いを満たすためにいじられて注目されるような行動を起こすのです。

2つ目は、本人の先天的な性質にも関係してきます。

魅力のない自分というのは、他人や世間から見て、一般的な感覚からズレているということです。

例えば、昔から流行りに乗るのが苦手で、特定のものにしか興味を持てなかった。

最近発売されたゲームや映画、芸能人の話題で盛り上がる友人達についていけなかった。

同じ年代であるならば誰でも知っていることを全く知らなかった。

そのことで、周りに否定され疎外感を感じてきた。

「自分」は皆と大きく違う。

でも、皆と仲良くなりたい。集団に入りたい。

だから、自分自身を全てネタにすることで自分も会話に入ることにした。

このように自分の魅力のないと思う部分や否定された部分を、自分を犠牲にすることでカバーせざるを得なかったのです。

一見愉快なピエロに見える「いじられキャラ」。

その化粧の奥には、本人さえも知らない悲哀の表情が隠されていたのです。

「セルフいじられキャラ」から抜け出す2つの対処法

自分自身が「セルフいじられキャラ」に気づいたところで、どう対処していけばよいのか。

世間ではよくこう言う問題に対し「他人を気にしない」と言いますよね。

もちろん、この考え方で変わることができればそれに越したことはありません。

ただ、「セルフいじられキャラ」の方は先述の通りとんでもなく大きな傷を抱えています。

いきなり他人を気にするなと言われても、難しいのではないでしょうか。

よって以下の2つの対処法で、少しずつ抜け出していくことがよいといえます。それは

あなたをいじる人から距離を置く

「自分で何かを評価する時間」を増やす

1つ目は言葉の通り、あなたをいじる人から距離を置いていきます。

「セルフいじられキャラ」は、いじる人の目の前になると不安と寂しさを埋めるために自らいじられるような振る舞いをしてしまいます。

それは自覚していても止めることのできない場合もあります。

だから会う回数を減らし徹底的に距離を置くことです。

もう1つは「自分で何かを評価する時間」を増やすことです。

「セルフいじられキャラ」は、過去に自分の感性を否定されてきました。

そのため、1人の時でも常に他人の評価が気になってしまいます。

よって、何かを評価する癖をつけ自分の感性を知っていくことが良いでしょう。

分かりやすいのは「色」の好き嫌いです。

街を歩いている時に、葉っぱや人が持つバッグを見かけたら「この色は好きだなぁ」「この色は普通だな」と評価してみる。

慣れてきたら

「この色は暖かくて落ち着くなぁ」

と、好き嫌い以外の評価もしてみる。

これを繰り返すことで自分が普段何を感じているかが分かっていきます。

自分の感性に触れる時間を増やすことで、他人から評価されているような時間を減らすことができるかもしれません。

まとめ

自らいじられにいく「セルフいじられキャラ」。

そんな一見陽気に見える性格は、自分の傷を守り、癒すために生まれたのです。

そのキャラを演じるのをやめるには、いじる人から距離を置くこと、自分の感覚を感じる時間を増やしていくことがあげられます。

あなたがもし「セルフいじられキャラ」であれば、このことを実践してみてください。

今まで他人の感性で生きてきた1秒1秒が、本当のあなたの時間に変わっていくことでしょう。

「セルフいじられキャラ」から抜け出す2つの対処法